火山性地震と火山性微動の違いとは?
最近日本全国で火山活動や噴火のニュースを耳にします。
どこかで噴火したと思ったら、落ち着いてきた頃にまた別の場所で噴火する…
日本は火山大国ですが、それにしてもここ数年は集中して起こっていますよね。
<日本で起きた2001年以降の噴火>
火砕流や空振が発生し、ガラスや太陽光パネル等被害を出しています。つい最近2018年3月にも噴火をしたので記憶に新しい人も多いはず。
☆箱根山
首都圏に近い方は特に印象に残っているのではないでしょうか。2015年6月に小規模噴火が起こり、観光業界に大打撃を与えました。
☆阿蘇山
2015-6年に噴火が発生。あーまた九州だ…と感じた噴火でした。
2015年に噴火警戒レベル5の大規模噴火が起こり、全島民避難という非常事態が発生しました。
☆御嶽山
2014年に噴火し、登山客が巻き込まれ被害を出した火山。被害者が出た噴火だと1991年の雲仙普賢岳を思い出す方もいますが、この御嶽山は被害者数を上回ってしまいました。
☆桜島
頻繁に噴火している代表的な活火山ですね!
鹿児島出身の友達は「毎日風向きを天気予報で確認していた」と話していたのが印象的だったなぁ…
…個人的にある日本国内の活火山の麓で生まれた私にとって、活火山は身近な存在でした。
しかし火山情報に出てくる用語をちゃんと理解できていない!
特に
この二つの単語をよく聞きますよね?
少しでも用語の内容を知ることで今後の情報を正しく知ることができると思い、今回調べてみました。
気象庁のホームページを参考にまとめてみました。
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マグマや熱水の移動等に関連して発生する地面の連続した振動
→周期の長い細かな揺れ…ということでしょうか。
火山体または火山付近を震源とする地震。更に地震波の特徴から2種類に分類される
★A型地震
縦揺れ、横揺れがハッキリしており、周期が短いもの。火山とは無関係の地震の他、マグマの移動に伴う岩石の破壊等が原因のこともある。
→火山に直接関係ない地震もあるよ、ってことを言っていますね。
★B型地震
縦揺れ、横揺れが不明瞭、周期が長く火口周辺で起きる地震。火山ガスやマグマの発泡が原因で〝火山活動の活発化〟で多発する傾向あり。
→こっちの方がやばそうです。
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…ぱっと見るだけですと正直どちらもちらも同じように見えますが💦
実際の火山情報を見ていると『火山性地震』をより深刻に捉えているようです。
現在進行中の草津白根山(長野、群馬)の噴火警戒レベルの説明でも、火山性地震の回数を取り上げ、警戒を呼びかけています。
火山噴火というと麓の人間以外は軽視しがちですが、実際九州などが大規模な噴火を起こすと本州にも大きな影響が出ると言われています。
火山灰は田畑をダメにし、浄水場の機能を奪い、物流を滞らせ、人間の体を冒していきます。
特に火山のある地域は温泉など観光地になっていることが多いので、用語を意識して情報に注意しながら訪れたいですね!